金融投資(investment)関連のおすすめ本
金融投資や投資銀行ビジネスを勉強したうえで「役に立ったな」と感じた本やウェブサイトやセミナーを紹介していきます。順次追加していきます。参考にしてみてください。
<金融投資や投資銀行のビジネスにまつわる物語>
2002年のドラマ『ビッグマネー! 〜浮世の沙汰は株しだい〜』の原作です。
多少、テクニカル分析の用語が出てきますが、本の中で説明してくれています。投資を全くしたことがない方にお勧めです。金融投資(この本では株がメイン)と社会がどうつながっているのか、この本を通じてイメージできるようになると思います。
巨大投資銀行 (上・下)
「波の上の魔術師」より専門的ですが、投資銀行の仕事ってどんなものかイメージするうえで非常に役に立ちます。しっかり理解しながら、わからないところは調べたり質問したりしながら読めば、金融の知識が結構つくと思います。投資銀行への就職を考えている学生の方にもおすすめです。
ノンフィクション です。
2008年のリーマンショックで、大量の売りポジションを持っていて大儲けした人たちのエピソードです。波の上の魔術師に比べるとかなり専門的です。ストーリーもそうですが、登場人物たちの人間描写が非常に魅力的でした。成功するファンドマネージャーの信念的なものも書いてあります。
ノンフィクションです。
「世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)」とは逆に、リーマンショックで大損した、あるいはリーマンショックの元凶を作ったと思われる人たちのエピソードです。視点は逆ですが登場人物は「世界の空売り」と同じくらい知的で、破天荒で魅力的です。
ウォールストリート投資銀行残酷日記―サルになれなかった僕たち
ノンフィクションです。「アメリカの一流MBAに入学→夏休みで投資銀行にインターン→そのまま卒業後就職→2,3年後に退職して小金持ちになってヘッジファンドに転職」までのキャリアを生々しく下品に批判的に書いています。投資銀行の仕事はどういうものかを他のほんとは違う形で知ることができると思います。ですが、「世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)」の方が内容的にも高度で洗練されていると感じます。その分こっちの方が読みやすいですが。
ノンフィクションです。
大和銀行で金融取引による損失を隠蔽し続けた人のエピソードです。ドロドロ感はピカイチです。
投資というと、数字をいじくりまわして機械的に売り買いしたり、部屋にこもってスクリーンの前でひたすらデイトレしたり、という無機質なイメージを持っている方もいるかもしれませんが、その裏側では、非常に人間味あふれるドラマが繰り広げられています。生生しさは昼ドラに負けていないのではないかと思います。
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<金融投資の知識をつけるために役立つ無料セミナー>
- SBIマネープラザ セミナー情報サイト:セミナー検索結果投資だけでなく保険、住宅ローン、年金などお金にまつわるセミナーをいろいろやっています。ほとんどが無料です。SBI証券の口座を持っていなくても参加できます(2013年時点ではそうでした)。また、がつがつ売り込んでくることもなかったです(個別相談したらどうかわかりませんが)。
学生時代によく行きました。これのおかげでかなりお金まわりのリテラシーが付きました。
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<真面目に投資理論や投資哲学を勉強するための本>
ウォール街のランダム・ウォーカー <原著第10版>―株式投資の不滅の真理
いま、国内の運用会社に勤めている友人から勧められた本です。投資で負けないための基礎的な知識がつく一冊だと思います。
この本ではインデックス投資(パッシブ投資)を推奨しています。
「ウォール街のランダム・ウォーカー」よりも、アクティブブ寄りな投資について書かれています。でも決してリスキーではありません。個人的には、こっちの方が好きです。
投資で負けないための基礎的な知識がつく一冊だと思います。
ライブドアの財務諸表のどういう異常値を載せていたのか、真面目にコツコツ利益を出している会社と数字では利益を出しているけど危ない会社の違いは何か、といったことが分かりやすく書かれています。この本と、このページで紹介している「 <財務諸表の読み方を勉強するための本>」を何冊か読めば、ダメ株をつかむこともなくなるし、投資以外の場面でも財務諸表を活用できるようになるのではないかと思います(例えば就職活動)。
やや専門的な内容ですが、それなりに関連本を読んで入れば読めないことはないです。証券市場や投資対象に関する理解を深めるために、どのようなデータがあるのか、どのように発想し、何を計算すればよいのか、また新聞・雑誌や日常生活の中で何に注目すればよいのか、といったことが書かれています。現実の証券市場を勉強し分析したいと思っている学生や実際に株式投資を実践してみたい社会人、証券市場で何らかの仕事をしている方にとっても役に立つと思います。
マネーロンダリング入門―国際金融詐欺からテロ資金まで (幻冬舎新書)
名前は物騒ですが、内容はいたって真面目です、世の中のお金が流れる仕組みを他の書籍とは違った側面から知ることができます
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<財務諸表の読み方を勉強するための本>
*一部コメント準備中。リンクだけ貼っています。
「1秒!」で財務諸表を読む方法[実践編] ―「会社の実力」を見抜くポイントがわかる本
(実践編)
読みやすいです。入門書としてもありだと思います。
私がこれを読んだのは2011年でこの二つしか出ていませんでしたが、今(2014年)では偉業分析編、経済ニュース編、なんてのも出ています。
「決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール」 と並んで、一押しの本です。
ROE、ROA、DCF法…株に少しでも興味のある人なら知っている用語でしょうが、これらを丁寧、正確に解説しています。大学で会計を勉強するときに使われていそうな本です。分厚いですが、これより前で紹介した本を数冊よめば理解できるくらいわかりやすく書かれています。
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<テクニカル投資を勉強するための本>
ローソク足や移動平均線や出来高など基礎的な部分の説明からしてくれる、多く初心者でもわかりやすい本です。
株価チャート練習等よりも、専門的な内容です。投資手法もですが、リスクコントロールについても非常に参考になります。
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<金融投資に関係する税金にまつわる本>
ピカイチ先生の税法指南-誰にでもわかる税法の入門の入門 (静岡学術出版税務新書)
私が金融投資を始めたばかりの学生時代に、税金に関して全くの素人だったときに読んだ税金関連本の一つです。漫画チックに書かれていますが、当時の私としてはかなり骨のある内容でした。骨はありますが「なるべくわかりやすく書いてあげたい」という作者の心意気を感じました。初心者が読むにはかなり勉強になると思います。
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<その他>
生物学、統計学、心理学、経済学など、様々な分野から株式投資を分析しています。読み物として、単純に面白いです。
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金融工学に関する本
アマゾンでの評価が高かったので買ってみましたが、私にとっては内容が高度すぎてあまり得るものがありませんでした。大学で金融工学・統計学・数学を勉強してきた傾けかも知れません。
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<読みたいけどまだ読んでいない本>